概要

ペプチド医薬品は急速に成長している治療薬の一種です。しかしペプチド創薬は、その固有の特性である、酵素消化に対する感受性による安定性の低さ、多ターゲットの多様な立体構造よる特異性の低さ、疎水性の低さ、および特異的な輸送システムの欠如などにより研究開発が困難と言われています。これらのペプチドの特性を克服するため、ジェンスクリプトでは革新的なペプトイド合成サービス(SC1559)を開発し、薬剤ターゲット探索およびリード構造の探索研究における様々なニーズに応えています。

ペプトイド、あるいはポリ-N-置換グリシンは、ペプチドミメティクスの一種であり、その側鎖はα-炭素でなくペプチド骨格の窒素原子に付加されています(アミノ酸に存在する)。天然ペプチドでは、R基は20の異なる特定のアミノ酸で置換されますが、ペプトイドでは、R基の選択ははるかに幅広く、潜在的に無制限です。

peptoid vs peptide

図1.ペプチドとペプトイドの構造比較

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