概要

安定同位体標識ペプチドはNMR分光法において必須とされています。ジェンスクリプトは、2H(重水素)、15N、13Cまたは15Nと13Cの組み合わせなどの、安定同位体で標識されたカスタムペプチドを提供しています。安定同位体標識ぺプチドは、スペクトルの複雑さを軽減するのに役立ち、またより完全な構造情報を得るために、科学者が原子間の新しい関係を探索するために役立つ、NMR活性核の取り込みを可能にすることで、タンパク質構造と動態、あるいはタンパク質間相互作用の決定に有用です。

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*標識オプション

2H(重水素)
15N
13C
15Nと 13C の組みあわせ

*安定同位体標識は、当社のペプチド修飾と組み合わせてオーダーいただけます。

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お見積は当社のオンラインオーダーシステムをご利用いただくか、以下の内容をEメールでjapanmarket@genscript.comまでお送りください:

  • 標識位置と種類、およびその他追加のご希望の修飾を含むペプチド配列
  • ご希望のペプチド量
  • ご希望のペプチド純度
  • 指定量と純度での凍結乾燥同位体標識ペプチド
  • 下記を含むQCレポート:
    -HPLC chromatogram
    -MS spectra
    -Certificate of Analysis
  • ArgonShield™ protective packaging

アプリケーション

核磁気共鳴(NMR)分光法

NMR分光法は、構造生物学における主要な研究ツールであり、タンパク質の構造、動態、およびタンパク質間相互作用の特性解析を可能にします。X線結晶構造解析に比べて、液体中のタンパク質またはペプチドの構造を解析できる利点があります。さらに、近年進化したNMR分光法では、直接リガンド結合部位を同定する能力があることから、創薬でもその価値が高まっています。

この技術は、サンプルを磁場にかけ、スピンと呼ばれる、特定の原子核の固有特性を利用します。磁場に反応して、核スピンは低エネルギーのスピン状態から高いエネルギー状態に反転します。スピンが反転すると、エネルギーは核に吸収されます。原子核と核間距離の特定に、吸収スペクトルデータを使用できます。

ペプチドの安定同位体標識はNMR活性核の取り込みを可能にすることで、スペクトルの複雑さの軽減に役立ち、またより完全な構造情報のために、科学者が原子間の新しい関係を探索するのに役立ちます。

ジェンスクリプトで合成した安定同位体標識ペプチドを引用した文献(一部)

Pustovalova Y. et al. (2012) The C-terminal domain of human Rev1 contains independent binding sites for DNA polymerase Η and Rev7 subunit of polymerase Ζ. FEBS Lett. 586: 3051-3056.

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