マウスモノクローナル抗体作製サービス

ジェンスクリプトのカスタマイズ可能なマウスモノクローナル抗体ソリューションで抗体開発をサポート

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概要

マウスモノクローナル抗体は、マウス由来免疫細胞の単一クローンから産生される抗体です。マウスモノクローナル抗体の特異性と親和性は、研究開発（R&D）、診断および治療などの幅広いアプリケーションにおいて重要なリソースとなります。これらは、タンパク質の同定や定量、病原体や毒素の検出、さらにがんや自己免疫疾患など様々な疾患の治療薬として活用されています。

ジェンスクリプトのカスタムモノクローナル抗体作製サービスは、あらゆるターゲットに対して高品質なモノクローナル抗体を開発するための包括的なソリューションです。抗体作製サービスでは、免疫原のデザイン、合成/生産、免疫、ハイブリドーマ作成、スクリーニング、および抗体生産までのワンストップソリューションであり、全ての工程をマネージメントしています。多くの技術部門担当者は博士号を保有しており、お客様と密接に連携し、お客様特有の要件に合致するカスタムプロトコルをデザインします。ジェンスクリプトのフルカスタマイズモノクローナル抗体作製サービスは、プロセスの全ての段階を完全にコントロールでき、必要に応じてお客様のアプローチの修正、各工程の再スタート、またはプロジェクトの中断/終了が可能です。抗体作製に付随するリスクを可能な限り排除し、高い柔軟性を持つ、当社のフルカスタマイズサービスをご利用ください。ジェンスクリプトのカスタム抗体作製における長年の専門知識と経験に基づき、抗体作製を成功をサポートいたします。

抗体サービス

ハイライト

業界トップクラスの抗体納品

最速11週間で精製抗体を納品
競争力ある価格とフレキシブルなサービス
困難なプロジェクトにおける高い成功率

最先端の技術と施設

ImmunoPlus™：免疫寛容対策
MonoBoost™：短期間マウス免疫
AAALACおよびOLAW 認証動物実験施設

多様な抗体生産技術

高収量ローラーボトル抗体生産
無血清リコンビナント抗体生産
in-vivo抗体腹水生産

サービス詳細

カスタムマウスモノクローナル抗体作製パッケージ 1

標準マウスモノクローナル抗体作製パッケージ 2

TurboMabマウスモノクローナル抗体作製パッケージ 3

カスタムマウスモノクローナル抗体作製パッケージ

カスタムマウスモノクローナル作製パッケージ			標準作業期間	納品物
フェーズI （オプション）免疫用抗原調製	お客様から抗原の提供(タンパク質／ペプチド抗原等) ＊輸送はジェンスクリプトで対応しますジェンスクリプトでのタンパク質／ペプチド作製：抗原合成および標識その他使用可能な抗原の種類^* ImmunoPlus™：免疫寛容対策（相同性> 90%、オプション）		お客様にご用意いただく場合：1週間から(製造部に到着後) ペプチド合成：2週間から	プロジェクト完了時の残余抗原（ペプチドまたはタンパク質）を納品
フェーズII 動物への免疫	免疫方法：オプション1：従来法(Conventional) プロトコルオプション2：MonoBoost™：短期間免疫プロトコル		従来法：6週間から MonoBoost：~2週間	従来免疫法で得られた免疫後の精製済みポリクローナル抗体を納品
フェーズIII 細胞融合とスクリーニング	細胞融合後、最大96ウェルプレート15枚でスクリーニング必要に応じてカウンタースクリーニングを追加可能		4~6週間（最終ブーストを含む）	最大10~20個の親クローンの培養上清、2ml/クローン CoAレポート
	オプション1：ハイブリドーマ細胞での発現	オプション2：リコンビナント発現
フェーズIV サブクローニング、拡大培養および凍結保存	2ラウンドのサブクローニング最大5個の陽性プライマリー細胞株についてサブクローニング後、各2バイアルのハイブリドーマを調製	最大5個の陽性プライマリー細胞株について、1ラウンドのサブクローニング抗体シークエンシング	オプション1：6~8週間オプション2：3~5週間	オプション1：各サブクローン細胞株の上清 5ml オプション2：抗体シークエンシングレポート
フェーズV 抗体生産（オプション）	ローラーボトルによる抗体生産	CHO細胞でリコンビナント抗体生産	オプション1：~4週間オプション2：1~2週間	1~5mg の精製モノクローナル抗体/クローン
標準作業期間	17週間から	11週間から	-	-

*使用可能な免疫原：タンパク質、ペプチド、低分子化合物、DNA、mRNA、virus-like particles (VLP) 、細胞株など
*輸送期間およびお客様評価期間は含まれていません

標準マウスモノクローナル抗体作製パッケージ

標準マウスモノクローナル抗体作製パッケージ		標準作業期間	納品物
フェーズI （オプション）免疫用抗原調製*	タンパク質：お客様ご提供/ジェンスクリプトで生産ペプチド：ジェンスクリプトでの合成のみ（無料）	お客様からご提供：1週間から(製造部に到着後) ペプチド合成：2週間から	プロジェクト完了時の残余抗原（2 mgのペプチド）を納品
フェーズII 動物への免疫、細胞融合およびスクリーニング	免疫プロトコルオプション：オプション1：従来法 (Conventional)；オプション2：MonoBoost™ *いずれのオプションでも免疫時の抗血清/ポリクローナル抗体の提供はありません。結果レポートのみ報告いたします。	オプション1：従来法：9~12週間からオプション2：MonoBoost：5~7週間	抗原に対するELISA陽性20クローンの培養上清、2 ml/クローン ^（保証）試験成績書レポート
フェーズIII サブクローニング、拡大培養、凍結保存および抗体生産	サブクローニング後のスモールスケール生産 5個の陽性クローンを納品納品クローンの追加（有償）	7~10週間	サブクローンハイブリドーマ細胞株 5クローン（2バイアル/細胞株）^（保証）各サブクローン細胞の培養上清 5ml 1クローンの精製モノクローナル抗体（0.1 mg） ELISA > 1:64,000^（保証）試験成績書
標準作業期間	-	13週間から

*:
a) 利用可能な免疫源：タンパク質またはペプチド
b) タンパク質の免疫原のお客様からの提供条件：純度≥ 75%；量：≥ 1.5、濃度 ≥ 0.4 mg/ml；相同性≤ 90%；分子量>10KD；バッファー中に有機溶媒を含まない；His/Flagタグタンパク質
注意）ターゲット抗原や希望抗体の仕様によっては、スタンダードプランをご利用いただけない場合があります。お気軽にお問合せください。
*輸送期間およびお客様評価期間は含まれていません

TurboMabマウスモノクローナル抗体開発パッケージ

TurboMab platform			納期	Deliverables
フェーズI 免疫用抗原調製（オプション）	お客様からタンパク質／ペプチド抗原を提供ジェンスクリプトでタンパク質／ペプチド作製：抗原合成および標識その他利用可能な抗原の種類^* ImmunoPlus™：免疫寛容対策（相同性 > 90%、オプション）		1~2	/
フェーズII 動物への免疫	免疫オプションオプション1：従来法 (Conventional) オプション2：MonoBoost™短期間免疫プロトコル		従来法：6週間から MonoBoost：~2週間	従来法免疫の場合は、免疫後評価サンプルを納品可能
	シルバー	ダイアモンド
フェーズIII 陽性B細胞濃縮、細胞融合およびスクリーニング	形質細胞濃縮および細胞融合後、最大10プレートでスクリーニング	形質細胞濃縮および細胞融合後、最大30プレートでスクリーニング	1~2（結果レポートの報告のみ） 2~3（結果レポートの報告および上清提供）	シルバー：最大20個の免疫用抗原ELISA陽性クローンの結果レポート、および免疫原陽性クローンの上清（2 ml/クローン）ダイアモンド：最大100個の免疫用抗原ELISA陽性クローンレポート、および20個の免疫原陽性クローンの細胞培養上清（2 ml/クローン）
フェーズIII 陽性B細胞濃縮、細胞融合およびスクリーニング	必要に応じてカウンタースクリーニングを追加可能		/	/
フェーズIV シークエンシングおよび抗体生産	オプション1：最大5クローンについて抗体シークエンシングおよび抗体検証	/	3~4	最大5クローンの抗体シークエンシングレポートと精製抗体（シルバーパッケージのみ）
フェーズIV シークエンシングおよび抗体生産	オプション2：可変領域の抗体シークエンシング（NGS）＋遺伝子合成およびリコンビナント抗体発現上清評価		3~5	抗体シークエンシングレポートと0.5 mlのリコンビナント抗体生産上清/クローン（シルバーまたはダイアモンドパッケージ）
フェーズV 抗体生産（オプション）	リコンビナント抗体生産および抗体精製		2~3	精製抗体(リコンビナント抗体の陽性率は保証されません）
標準作業期間			8週間から	-

*利用可能な免疫用抗原の種類：タンパク質、ペプチド、低分子、DNA、mRNA、virus-like particles (VLP)、細胞株など
*輸送期間およびお客様評価期間は含まれていません

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事例集

免疫組織化学染色 (IHC) 用抗体作製

目的： ADMAペプチドに特異的なマウスモノクローナル抗体の作製

免疫用抗原： ADMAぺプチド

免疫方法： MonoBoost™ + ImmunoPlus™戦略

課題： 免疫組織化学染色 (IHC) 用抗原ペプチドへの陽性反応と、複数のカウンタースクリーニング用資材に対する高い一貫性のある結果。

結果： 287個のELISA陽性クローンおよび5個の免疫組織化学染色陽性クローンの作製に成功

(A) マウスモノクローナル抗体の特性評価。ビオチン化ペプチド（AAAAAAAAAAAAA）を使用した、XXの全てのメチル化フォームに対するカスタムAlphaLISA試験。 NMA：非メチル化アルギニン

(B) 腫瘍組織および扁桃腺のパネルにおける、ADM-XXおよび全XXの免疫組織化学染色 (IHC)の代表的な染色像。
ウェスタンブロット用抗体作製

目的： KIF23-3に特異的なマウスモノクローナル抗体の作製

免疫用抗原： KIF23-3タンパク質のペプチド：DHKPASNMQTETVMQC

免疫方法： MonoBoost™と従来法

課題： マウスに対する95%の相同性

結果： 従来法とMonoBoost™のそれぞれで免疫を行い、ウェスタンブロット陽性クローンの獲得に成功した。MonoBoost™では従来法と比べ、ターゲット抗原に対してより多くの陽性で特異的なクローンを獲得することができた。

従来法での免疫プロトコル

MonoBoost™免疫プロトコル

フローサイトメトリー用抗体作製

目的： mCQBLに特異的なマウスモノクローナル抗体の作製

免疫用抗原： mCQBLタンパク質

免疫方法： MonoBoost™

課題： マウスに対して100%相同

結果：8個のフローサイトメトリー陽性クローンと、3個の強い細胞結合活性を持つクローンの獲得に成功した

Clone	1	2	3	4	5	6	7	8
EC50	27.49	0.5272	0.3296	0.6381	113.2	/	/	51.42

抗イディオタイプ抗体作製

事例1

目的： scFv特異的なマウスモノクローナル抗体の作製

免疫用抗原： scFv-Fc

免疫方法： MonoBoost™

課題： 抗原に対する陽性反応およびカウンタースクリーニング資材に対する高い一貫性のある結果

結果： 336個のscFv-Fc陽性クローンおよび25個のbinding clonesの作製に成功

事例2

目的： MC-MMAE特異的なマウスモノクローナル抗体の作製

免疫用抗原： MC-MMAE-KLHとMC-MMAE-BSA

免疫方法：従来法 (Conventional)

結果： 24個のMC-MMAE陽性クローンと5個の検証済みクローンの獲得に成功