タンパク質精製の新たなワークフロー
GenScript AmMag™ SA Plusは、磁気ビーズ技術を使用してタンパク質や抗体などを精製することができます。この装置では、1度に12本の50mlチューブを使用できます。当社の抗体または組換えタンパク質が結合している磁気ビーズと組み合わせることで、高容量で高スループットな性能を提供します。抗体の精製には、AmMag™プロテインA磁気ビーズまたはAmMag™Ni磁気ビーズが使用でき、また、NaOHでビーズを洗浄することで、これらのビーズは再利用することが可能です。
分泌タンパク質の場合には、発現中にビーズに結合しやすいように、磁気ビーズを細胞培養に加えることができます。これにより、細胞内タンパク質を細胞の溶解が完了するのと同時に結合させることができます。また、この装置を使用すれば、遠心分離やろ過の工程の必要はなく、前処理にかかる時間を節約できます。
同時に12サンプルを処理
2-50 mLまでのサンプル容量を処理可能
1サンプルあたり最大80 mgのタンパク質/抗体の精製可能
12サンプルの処理時間は40分以内
0.4 mLのバッファーで溶出
AmMag™ SA Plus は、磁気ビーズを用いた精製装置です。磁気ビーズは自由に流動できるため、ビーズとタンパク質/抗体が結合することを細胞やデブリスによって阻害されることはありません。これにより、遠心分離やろ過のステップが不要となります。
培養により目的のタンパク質および抗体を発現させた後、磁気ビーズを加え、結合させます。次に、50 mLのチューブに移し、AmMag™ SA Plusの装置にかけると、その後は自動で洗浄および溶出のステップを行い、目的のタンパク質あるいは抗体が磁気ビーズから精製されます。
AmMag™SA Plusには、装置に流入する空気を浄化するためのエアフィルターが装備されており、浄化された空気が装置内を循環するようになっています。この機能により、エンドトキシンがサンプルを汚染するのを防止しています。また、これらのチューブは0.1N NaOHで最大1時間インキュベーションすることで洗浄も可能です。
AmMag™ SA Plusには、50 mLチューブにサンプルを入れるためのアダプターがあります。AmMag™ SA Plusで、より大量のサンプルを精製する際には、結合ステップ後にサンプルから磁気ビーズを回収し、そのビーズを50 mlのチューブに移すことで、簡単に精製できます。 より大量のサンプルから磁気ビーズを収集するためのツールとして、AmMag™ ワンドおよびAmMag™ ブロックがあります。
より詳細な情報、またはこちらの装置のデモをご希望のお客様は japanmarket@genscript.comまでご連絡ください。
演者: Dr. John Kawooya, Director of Biologics Optimization and Discovery Research at Amgen Inc.
リード化合物の同定のためにGenScript社が新たに上市したAmMag™ SA Plusを用いて抗体の精製を自動化し、その結果リード化合物の同定スピードを加速した
演者: Roumen Bogoev, Marketing Director, Catalog Products, GenScript Inc. USA