優れた特性を有するscFvのカスタム作製
弊社の受託scFv産生サービスでは、完全カスタムによりマウスとウサギいずれのscFv領域も産生しています。弊社が有する高信頼性のハイブリドーマ作製技術、最高水準の抗体遺伝子のシークエンシング、そしてリコンビナント抗体の発現技術を組み合わせることにより、極めて特異性が高いscFv領域を産生しています。このscFv産生サービスでは、種類を問わず様々な抗原を用いた免疫を行っており、さらに、使用用途に最適な品質を確保するための複数の出荷形態も用意しています。
バイブリドーマ作製技術と遺伝子組換え技術のコンビネーション
scFv遺伝子シークエンス、プラスミド、精製scFvフラグメントの各形態で出荷
過剰発現細胞株の選択:タンパク質またはDNA免疫法により免疫し樹立
scFvフラグメントは、重鎖(VH)と軽鎖(VL)から構成される抗体鎖の一部分で、この両鎖は15~20アミノ酸のペプチドリンカーにより結合しています。scFv領域の各サブユニット(VHとVL)には3つの相補する超可変領域(CDR)が存在しており、抗原との結合を担っています。このため、この分子量わずか25 KDaほどのscFvが、IgG分子内において抗原との結合活性全般に関与する最小単位であると考えられています。
完全長のmAbや他の抗体フラグメントと比べ、scFvを使用することで得られる重要な利点があり、近年、科学研究の分野で広範に使用されています。以下に主な利点を示します。
近年、scFvはその有益な属性により様々な用途での有用性が認識されてきました。