末端欠失変異体ライブラリーは、タンパク質を結晶化するために最少の安定ドメインを調べたり、タンパク質機能の重要な役割を担う境界部分の残基を同定するためのツールとして有用です。末端欠失変異体は、タンパク質のN-およびC-の両末端を系統的に削減して作製します。 site-directed mutagenesis部位特異的変異に比べ、末端欠失変異体ライブラリーを使用した場合、様々な長さのペプチドやタンパク質をハイスループットかつ高い費用対効果でスクリーニングすることができます。
末端欠失変異体ライブラリーの作製手順として、最初に完全長のDNAを化学合成します。 OptimumGeneなどを用い、最適化したコドンを含むDNAを合成することにより、ご希望の宿主細胞におけるタンパク質の発現レベルを向上させることができます。弊社のde novo 遺伝子合成における専門的技術と新たに開発した GenPlus next-generation gene synthesisとを組み合わせることにより、様々な規模の末端欠失変異体ライブラリーを手頃な価格で提供することができるようになりました。 製品の品質およびサービスは、以下に示す弊社の受託遺伝子合成サービス等と同様です。
末端欠失変異体ライブラリーは、ワクチン開発から基礎的細胞生物学まで、ライフサイエンス分野の広範におよぶ、タンパク質構造研究を促進する強力なツールとして利用されるようになってきました。弊社が有する遺伝子合成における熟練技術により、必要な遺伝子バリアントライブラリーを高い費用対効果で合成することができます。
*シークエンスが複雑な場合は納期が長くなることがあります。ご質問等については弊社までご連絡下さい。