Legend Biotechがノイルイミューン・バイオテック株式会社と共同研究、およびライセンス契約を締結 固形癌治療のための次世代CAR-T/TCR-T製品の開発に焦点を当てた共同研究を実施
新規細胞治療薬の開発に従事する、GenScriptの子会社であるレジェンド・バイオテック・コーポレーション(以下「レジェンド」)は本日、日本のバイオテクノロジー企業であるノイルイミューン・バイオテック株式会社(以下「ノイルイミューン」)との間で、ノイルイミューンの保有するPRIME(proliferation-inducing and migration-enhancing)技術を利用したCAR-T/TCR-T細胞療法を開発する権利を得るライセンス契約を締結することに合意しましたのでお知らせ致します。
レジェンドの最高科学責任者(CSO)であり共同設立者であるDr. Frank Fanは次のように述べています。「ノイルイミューン社の革新的な技術プラットフォームを活用することで、レジェンドの新しいCAR-T/TCR-Tプラットフォームを強化し、最先端の治療薬候補を開発し、がん患者さんにインパクトのある治療法を提供することを目指しています。」
また、Legendの取締役兼CEOであるDr. Yuan Xuは次のように述べています。「固形腫瘍に対する細胞療法において、CAR-T 細胞の腫瘍部位への遊走能向上が、腫瘍細胞の殺傷に重要であることが明らかです。今回の提携は、我々が固形癌患者のニーズに対応した治療法を提供するために、革新的な技術に投資するという我々の覚悟を示すものです。」
ノイルイミューンのサイエンティフィックファウンダーであり取締役でもある玉田耕治博士は次のように述べています。「遺伝子改変T細胞療法の開発で有望な、臨床段階のバイオテック企業であるレジェンド・バイオテックと戦略的提携を確立できたことは、大きな前進です。科学的な観点からも、当社のPRIME技術とレジェンド・バイオテックの革新的なプログラムを組み合わせることで、様々な固形がんの治療に有効な治療候補を創出し、がん患者さんの免疫療法の新たなベンチマークを生み出すことを目指しています。」
また、ノイルイミューンの共同創業者で代表取締役兼CEOの石﨑秀信博士は次のように述べています。「今回の新たな提携は、世界のCAR-Tエキスパートが当社のPRIME技術に関心を寄せていることを改めて確認するものです。今回の提携は、革新的な細胞免疫療法の開発を加速させる上で非常に重要なものとなるでしょう。レジェンド・バイオテック社のチームと協力し、画期的ながん治療法を患者さんにお届けできることを期待しています。」
本契約により、レジェンドは2つの標的に対してPRIME技術を組み合わせたCAR-T/TCR-T プログラムを開発する権利が付与されます。ノイルイミューンは、レジェンドよりアップフロントおよび承認までの開発の進捗に応じたマイルストーンとして1標的あたり総額$70Mを、また、製品の売上に応じた一桁台中盤のロイヤリティを受け取る権利を有します。
レジェンド・バイオテックは、がん領域を中心とした新規細胞治療薬の開発に従事する、グローバルな臨床段階のバイオ医薬品企業です。米国、欧州、中国本土に拠点を構えています。 https://www.legendbiotech.com/.
ノイルイミューン・バイオテック株式会社は、がん細胞を根絶する画期的な技術を用いた、新規がん免疫療法、およびプロダクトの開発・事業化に注力するバイオテクノロジー企業です。 https://www.noile-immune.com/.